車を売却した後、その任意保険はどうすればいいのでしょうか?
実は、車の売却に伴う任意保険の手続きは多くの方が見落としがちです。
何もしないまま放置すると、手元に車がないのに保険料を払い続けてしまったり、次に車を買った時にせっかくの割引等級を失ってしまったりする恐れがあります。
本記事では、車売却時の任意保険について、解約と中断(中断証明書)のどちらを選ぶべきか、2025年最新の情報を基にわかりやすく解説します。
目次
車を売却するとき任意保険はどうする?まず確認したいポイント
車を売却した際、任意保険(自動車保険の任意加入分)は売却と同時に自動的に解約されるわけではありません。
愛車が手元から無くなった後も、契約者であるあなた自身が保険会社に連絡して解約または中断の手続きをしない限り、保険契約はそのまま残ってしまいます。何もしなければ、乗っていない車のために保険料を払い続けることになり、大きな無駄になってしまいます。
なお、自賠責保険(強制保険)の方は売却時に買取業者が手続きを代行してくれるケースが多いですが、任意保険は契約者自身で対応する必要があります。
車を売却した後の任意保険の対応策としては、大きく2つの選択肢があります。
一つは保険契約を完全に解約する方法、もう一つは保険を中断して「中断証明書」を発行してもらい、現在の割引等級を将来に引き継ぐ方法です。
今後まったく車に乗らない予定であれば解約というシンプルな対応になりますが、いずれまた車を所有する可能性があるなら中断証明書を取得して等級を保存しておくことがおすすめです。
また、売却後すぐに新しい車を購入する場合は解約せず現在の保険契約をそのまま新しい車に引き継ぐ(いわゆる車両入替手続き)ことも可能です。
以下で、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
【ポイント】車を売却しても任意保険は自動では終了しません。放置すると保険料を払い続けることになるため、必ず解約または中断の手続きを行いましょう。
任意保険は売却しても自動解約されない
車を売却したからといって、自動的に任意保険が解除されることはありません。
任意保険はあくまで契約者と保険会社との契約なので、車を手放した後も契約期間が残っていれば保険は継続します。
例えば、1年分の保険料を一括で払って契約している場合、何もしなければ売却後も契約の満期日までは保険が有効なままとなります。
その間、使わない車のために無駄な保険料を支払い続けることになってしまいます。
また、車を買い替える際に前の車の任意保険を解約し忘れてしまうと、新しい車の保険と二重に契約してしまう恐れもあります。
保険は自動では処理されないため、車を手放したら必ず保険会社へ連絡し、適切な手続きを取ることが大切です。
任意保険を解約・中断する2つの選択肢
車売却後の任意保険には、「解約」もしくは「中断(中断証明書の発行)」という2つの対応方法があります。
解約はその名の通り保険契約を途中で終了させることで、以後の保険料支払いが止まり契約が完了します。
一方、中断は保険契約をいったん終了させる点では解約と同じですが、後日新たに車を取得して保険に加入する際に現在の等級を引き継げるよう、「中断証明書」という書類を発行してもらう手続きです。
中断証明を取得しておけば、最長で契約終了から10年間は今の割引等級を保存できます。
将来的に再び車に乗る可能性がある場合には、中断証明を発行しておくことで保険料の面で大きなメリットが得られます。
解約と中断のどちらを選ぶべきかは、今後の車の利用予定によって異なります。
「もう車に乗らない」のか「いずれまた乗る可能性がある」のか、自身の状況に合わせて最適な方法を選択しましょう。
それぞれの詳細なメリット・デメリットや手続きについては、次のセクションで詳しく解説します。
売却後すぐ新しい車を購入する場合の対応
車を売却してすぐに別の新しい車を購入する場合は、任意保険を解約せずに引き継ぐ方法が便利です。
現在加入中の保険契約をそのまま新しい車に適用させる「車両入替」の手続きを行えば、解約や中断証明の発行は不要です。
この手続きを行うと、保険契約上の補償対象となる車両を旧車から新車へ切り替えることができます。
車両入替の手続き方法は、現在契約中の保険会社に連絡して新しい車に買い替える旨を伝えるだけです。
多くの場合、保険会社から新しい車の車検証の情報提出を求められますので、車検証のコピーなどを準備しておきましょう。
手続きが完了すれば、保険の等級(ノンフリート等級)や契約内容はそのまま、新しい車にも保険が適用されます。
買い替えで保険会社自体を変更する場合でも、契約間隔を空けずに速やかに手続きをすれば現在の等級を引き継いで加入できることがほとんどです。
いずれの場合も、すぐに新しい車に乗る予定があるなら解約はせず、保険を引き継ぐ方向で対応すると良いでしょう。
任意保険を解約する場合の注意点と手続き
ここからは、任意保険を解約する場合のポイントを解説します。
車を手放して今後しばらく車を所有しない場合、任意保険を解約して契約を終了させるのが基本的な対応となります。
ただし、解約を行うとそれまで積み上げてきた保険の割引等級(無事故による割引)がリセットされてしまう点には注意が必要です。
解約が適しているケースや、解約によるメリット・デメリットを確認し、続いて解約手続きの流れと返戻金について説明します。
任意保険を解約するメリット・デメリット
任意保険を解約する最大のメリットは、不要な保険料の支払いが止まり、経済的な無駄をすぐに無くせることです。
車が無くなった後に保険料を払い続ける必要がなくなりますし、契約期間が残っている場合は未経過分の保険料が返金されるため、お金が戻ってくる利点もあります。
今後一切車に乗る予定が無い方にとっては、解約することで保険契約そのものの管理から解放されるという手軽さもメリットでしょう。
一方、解約のデメリットは、せっかく積み上げた等級がゼロリセットされてしまうことです。
解約後、もし将来また車を購入して任意保険に加入しようとすると、新規契約扱いとなりノンフリート等級は最初の6等級からのスタートになります。
例えば無事故で長年契約を続けて20等級(約63%の保険料割引)に達していたとしても、解約してしまうと次回加入時には6等級(約13%の割引)まで下がってしまいます。
その結果、保険料が大幅に高くなる可能性がある点は大きなデメリットです。
また、保険解約後に一定期間(目安として一年以上)車に乗らない期間が空いてしまうと、前契約の等級を保険会社間で引き継ぐこともできなくなります。
仮に「もう車に乗らない」と思って解約したものの、数年後に再度車を持ちたくなった場合、等級がリセットされ保険料負担が重くなるリスクがあることを念頭に置いてください。
今後の予定が未定であれば、後述する中断証明書の取得も検討するほうが安心です。
解約手続きの流れと必要書類
任意保険の解約は、基本的に契約者から保険会社へ連絡することで手続きを開始します。
解約の意思を伝えると、保険会社から所定の解約手続きについて案内があります。
多くの保険会社では電話で解約手続きを受け付けており、一部では会員向けのWebサービス上で解約申請が可能な場合もあります。
解約にあたって準備する書類としては、保険証券(契約内容が記載された書面)や車の譲渡証明書・廃車証明書などが挙げられます。
これらの書類により「車を手放した」事実を示すことで、スムーズに解約手続きを進めることができます。
書類を保険会社に提出する方法は、郵送やFAX、写真データをメール送信するなど会社によって様々です。
詳細は保険会社の指示に従いましょう。
もちろん、書類が手元に無い場合でも先に電話連絡だけ行い、後日書類提出という形で進めてもらえます。
解約手続きが完了すると、保険契約は即時または指定した日付で終了となります。
解約日以降は補償がなくなりますので、解約日のタイミングには注意してください。
特に、車の引き渡し日(名義変更日)までは保険を有効にしておき、引き渡し完了後に解約するのが安全です。
解約日について不明な場合は、保険会社の担当者に相談すると良いでしょう。
解約時に受け取れる保険料の返戻金
任意保険を途中解約した場合、契約期間の残りに応じて保険料の一部が返金されることがあります。
例えば1年契約で一括払いしていたケースでは、解約日から保険満期日までの未経過期間分の保険料が日割計算で戻ってきます。
返戻金の額は解約するタイミングによって異なりますが、解約手続きを行えば保険会社が自動的に精算して返金してくれます。
保険料を月払いにしている場合でも、解約手続きをすれば以降の支払いは停止されます。
月の途中で解約した場合は月割や日割で計算され、超過分があれば返金されることもあります。
特段こちらから返金手続きのための追加申請をする必要はなく、解約処理とセットで保険料精算が行われます。
返金方法は保険会社によって、口座振込やクレジットカードへの払い戻しなど様々ですので、担当者からの案内に従ってください。
なお、返戻金を受け取ったとしても契約上は問題ありませんが、一度解約してしまうと前述の通り等級の維持はできません。
「将来また車に乗る可能性が少しでもある」という場合には、返金を受け取りつつ等級も保存できる中断証明の活用を検討すると良いでしょう。
任意保険を中断する場合のメリットと条件
次に、任意保険を中断する(中断証明書を発行する)場合について解説します。
再度車を所有する可能性がある方は、保険を解約する代わりに中断証明書を発行しておくことで、現在の割引等級を将来の契約に引き継ぐことが可能です。
ここでは、中断手続きを利用するメリットや条件、具体的な手続き方法について詳しく見ていきましょう。
中断(中断証明書)とは何か
中断証明書とは、任意保険の契約をいったん終了(解約)した際に、当時のノンフリート等級などの契約情報を保険会社が証明する書面です。
この証明書があれば、後日新たに車を購入して任意保険に加入する際、かつての契約で適用されていた等級をそのまま引き継ぐことができます。
言い換えれば、中断証明書を使うことで保険契約を一時停止し、無事故による割引等級を最長10年間保存できる仕組みです。
中断証明書には、契約者名や契約していた当時の等級、契約期間、事故の有無などが記載されます。
例えば前契約が15等級で無事故だった場合は「15等級・無事故」のように情報が残るため、再開後も高い割引率のまま保険に加入できます。
これを発行しておかないと、再加入時には新規契約扱いとなり6等級からのスタートになってしまいます。
中断証明書は保険会社に依頼すれば無料で発行してもらえますので、将来的に車に乗る可能性がある人にとっては非常に有用な制度と言えます。
なお、中断証明によって保存できる期間は、保険契約の終了日(解約日)から最長で10年間です(2025年現在、ほとんどの保険会社で共通)。
例えば2025年に中断証明書を発行した場合、2035年までに再度保険契約を開始すれば等級を引き継げる計算です。
この有効期間を過ぎてしまうと証明書は無効となり、割引等級もリセットされてしまうので注意が必要です。
中断を選択すべきケース
中断(中断証明書の発行)が有効となるケースは、「今後また車を所有する可能性がある場合」です。
具体的には、現在車を手放しているものの、数ヶ月後や数年後に再び車を買う予定がある人、あるいは明確な予定はなくとも「いずれまた車が必要になるかもしれない」という人は、中断証明書を取得しておくことを強くおすすめします。
証明書を発行しておけば、再加入時に有利な条件で保険に入れるため、将来的な保険料負担を大幅に節約できるからです。
特に、現在維持している等級が7等級以上と比較的高い場合は、その等級を守るメリットは大きくなります。
例えば10等級で中断すれば次回契約も10等級から再開できますが、証明書がないと一律6等級からになってしまいます。
反対に、事故歴があり等級が低く(6等級以下)なってしまっている場合は、中断証明でその低い等級を保存するよりも、いっそリセットして新規6等級から契約し直した方が保険料が安くなるケースもあり得ます。
そのため、現在の等級が低すぎないかという点も中断証明を利用するか判断するポイントになります。
また、「自分自身はもう車に乗らないが、将来的に配偶者や同居の家族が車を持つ可能性がある」という場合も中断証明書を発行しておく価値があります。
保険会社によっては、中断証明書を発行した契約者の配偶者や同居親族が新たに車を取得した際に、その証明書を使って等級を引き継げる制度があります。
例えば親が中断証明書を残しておき、数年後に同居する子供が車を購入する際にその証明書を使って有利な等級から保険に加入するといったことも可能です。
このように、自分以外の身近な家族のためにも、中断証明書を残しておくメリットは大きいと言えるでしょう。
中断証明の発行条件と手続き
中断証明書を発行してもらうためには、いくつかの条件や手順があります。
一般的に言われる発行条件は次の通りです。
- 現在のノンフリート等級が7等級以上であること(等級が低すぎる場合は中断のメリットが小さいため)
- 車を売却・譲渡または廃車にしていること(契約車両が手元にない状態であること)
- 中断証明書を発行後、中断期間中はその車を運転しない(できない)状況であること
上記の条件を満たした上で、保険会社に「中断証明書を発行してほしい」と依頼をします。
具体的な手続きとしては、任意保険を解約する際に同時に証明書発行の申し出をする形になります。
前述した解約手続きの際に、保険会社の担当者へ「中断証明書の発行をお願いします」と伝えればOKです。
解約に必要な書類(譲渡証明書や廃車証明書など)を提出するとともに、中断証明の発行申請書の記入提出が求められる場合があります。
解約処理と証明書発行の申請が完了すると、後日保険会社から中断証明書が発行・郵送されてきます。
発行までの期間は保険会社によりますが、数日から1〜2週間程度が一般的です。
中断証明書が手元に届いたら、大切に保管しておきましょう。
次に保険に加入する際にその証明書を保険会社に提出(提示)することで、等級を引き継いだ契約手続きを進めることができます。
万が一中断証明書を紛失してしまった場合でも、期間内であれば再発行を依頼できることもありますが、手続きが煩雑になりますので紛失しないよう注意が必要です。
中断証明の有効期限と再開時の注意
前述の通り、中断証明書には有効期限があります。
証明書の有効期限は発行日(正確には保険解約日または保険満期日)の翌日から起算して最長10年です。
そのため、「また車に乗るかもしれない」と思って証明書を発行しても、10年以内に次の保険契約を開始しなければ等級は保存されたまま消滅してしまいます。
将来的に証明書を使って保険を再開する際は、この期限に十分留意しましょう。
例えば、海外赴任などで数年間車を持たない予定の場合、中断証明書は非常に有用ですが、帰国後に車を購入するタイミングが発行から10年を超えてしまうと証明書の効力が無くなってしまいます。
そうした事態を防ぐためにも、今後のスケジュールを考慮して期限内に再契約できるよう計画することが大切です。
もし10年近く経っても車を持たない状況が続くようであれば、一度家族名義で車を所有して保険契約を開始し等級を引き継ぐなど、証明書の期限切れを回避する方法も検討されます。
中断証明書を使って保険を再開する際には、新たに加入する保険会社にその証明書を提出する必要があります。
どの保険会社であっても、中断証明書が有効であれば等級の引継ぎに応じてもらえます。
なお、証明書には前契約の事故有無も記載されているため、仮に中断前に事故で等級ダウンがあった場合は再開後の契約にもその情報が反映されます。
事故歴ごと保存されるイメージです。
いずれにせよ、中断証明書があれば長期間ブランクが空いても有利な条件で保険に戻れるのは大きなメリットです。
任意保険は解約と中断どちらを選ぶべき?ケース別の判断ポイント
解約と中断、それぞれの特徴を理解したところで、「自分の場合はどちらを選ぶべきか」を考えてみましょう。
最適な対応は、あなたの今後のカーライフの予定によって異なります。
以下に、ケース別でおすすめの対応策をまとめましたので参考にしてください。
今後車に乗らない場合は任意保険を解約
売却を機に今後一切車を運転しない、車を所有する予定が全くないという場合は、任意保険を解約しましょう。
車が無いのに保険料を払い続ける必要はありませんので、速やかに解約手続きを行って経済的負担をなくすのが得策です。
解約することで保険契約自体も終了するため、更新や管理の手間も無くなります。
高齢になり免許を返納するケースなど、完全に車から離れるのであれば迷わず解約で問題ありません。
ポイントとして、任意保険は解約しない限り自動継続されるため、「乗らないなら放置」ではなく必ず手続きをすることが大切です。
前述のように解約すれば残り期間の保険料も返ってきますので、忘れずに処理しておきましょう。
(※なお、将来にわたり本当に車に乗らない確信がある場合以外は、中断証明書を発行しておくに越したことはありません。万一状況が変わった時の保険料負担に備えるためです)
将来また車に乗る可能性がある場合は中断証明を取得
「今は車を手放すけれど、またいつか車を持つかもしれない」という場合は、中断証明書の取得を強くおすすめします。
中断証明があれば、再び車を購入して保険を契約する際に、以前の無事故割引等級を引き継ぐことができます。
前述の通り、長年無事故だった方ほどその恩恵は大きく、場合によっては保険料が数万円単位で変わってくることもあります。
証明書の発行手続きに費用はかからず、一度取得しておけば最大10年間は有効ですので、「もしかしたら…」と思うなら迷わず発行しておくと良いでしょう。
特に若い世代の方で、ライフステージの変化によって車を持つ可能性がある場合は、中断証明の活用価値が高いです。
例えば転勤や留学で一時的に車を手放す場合、将来地元に戻った際にまた車が必要になるかもしれません。
そうした時、中断証明書があれば等級リセットによる保険料増加を防げます。
「また車を買うかもしれない」という少しでも可能性が頭にあるなら、解約ではなく中断証明を選択しておきましょう。
すぐに別の車に乗り換える場合は保険を引き継ぐ
車を売却してすぐに新しい車を購入する、あるいはすでに乗り換え先の車が決まっているという場合には、任意保険を引き継ぐのがベストです。
具体的には、既存の保険契約で車両入替の手続きを行い、新しい車に補償対象を切り替えます。
これにより、解約や中断の手続きを行わずに保険を継続でき、割引等級もそのまま維持されます。
保険会社に車両入替を申請するタイミングは、新しい車の納車日や旧車の引き渡し日に合わせるのが一般的です。
旧車の使用を終える日と新車に乗り始める日が近い場合は、極力契約を中断させず連続させることで等級をキープできます。
仮に保険会社を切り替える場合でも、前契約から間を空けずに加入すれば等級を引き継げるケースがほとんどです(詳細は各社の規定によります)。
要するに、短期間で車を買い替えるなら「解約」よりも「保険をそのまま次の車へ」という対応が合理的です。
解約と中断の違い一覧
最後に、任意保険の解約と中断証明の主な違いを比較表にまとめました。
対応策 | 解約 | 中断(中断証明書) |
---|---|---|
契約終了後の等級 | リセットされ、次回は6等級から再スタート | 中断前の等級を維持(最長10年) |
保険料の取り扱い | 未経過分は返金される | 未経過分は返金される(契約は一旦解約扱い) |
適したケース | 今後車に乗る予定が無い | 将来車に乗る可能性がある |
主な手続き | 保険会社へ連絡し解約手続き(必要書類提出) | 保険会社へ連絡し中断証明書発行を依頼(解約手続き+証明書申請) |
等級引継ぎ | 不可(次回契約時は新規6等級) | 可能(証明書を提出して再契約) |
まとめ
車を売却した際の任意保険の取り扱いについて、解約と中断のポイントを見てきました。
売却後にしばらく車に乗らない場合でも、任意保険は自動では終了しないため放置は禁物です。
必ず保険会社へ連絡して、解約手続きを行うか中断証明書を発行してもらいましょう。
今後車に乗る予定がないなら保険を解約し、無駄な支出を止めるのが基本です。
一方でまた車に乗る可能性があるなら中断証明を取得し、大切な割引等級を守っておくことをおすすめします。
どちらの手続きをするにしても、売却後できるだけ早めに対応することが重要です。
適切な手続きを踏むことで、不要な保険料の支払いを防ぎ、将来の保険料負担も軽減することができます。
愛車を手放す際は、保険の対応も忘れずに行い、自身にとってベストな選択をしましょう。